質問-3

Q: トロントのトリミングスクールで技術を学んでも日本で就職できるか不安なのですけれど?

 

A: 当スクール卒業生で日本で就職したこんな方がいる

このトリミングスクールでトレーニングを受けて、日本で就職したひろみさんという方がいるのですが、この方は最初に面接にいったときに、海外のトリミング/グルーミングスクールで学んだので、「あなたほんとにできるの」という目で見られたようです。

 

しかし、ハサミの仕事もできるけど、クリッパーが得意なのでやらせてみて下さいと願い出てやってみせたところ、早くてきれいな仕事をするので、ショップ・オーナーの方に「この子は使いものになる!」と思われ、勤め始めてすぐに、どんどんクリッパー仕上げの犬を回されたというのです。それも2年も前から働いている先輩の方がまだ基礎的なトリミングしかやらせてもらえないのにです。これは実際に起きた話です。

ショップに求められる人はカットができるだけでは不十分

 

技術に関していいますと、雇う側としては、ただ美しい仕事ができるというだけでなくて、指示したことをその通りにやってくれる方が欲しいです。つまり、 お客様に求められるさまざまなカットが自由にでき、お客様を満足させられるきれいな仕事をし、限られた時間に与えられた仕事をしっかりとこなせる人を優先的に雇うはずです。

 

それとこのトリミングの仕事で最も重要なことですけど、仕事のうまさよりも犬の扱い方をよく心得て「犬に傷を負わせたりせず安全に注意深く」仕事をしてくれるトリマーです。

 

ほとんどのペットショップは忙しくて見習いに教える時間がとれない所が多いです。ですから、すぐ仕上げまで任せられるトリマーがどこでも求められています。

 

雇い入れる方が、働いて欲しい“仕事を十分まかせられる人”なのかは、少し仕事させてみたら、ライセンスの有無などにかかわらず、すぐに分かってしまうことです。これは日本でも海外でも変わらないようです。

 

(注)これは私の意見ではなく、多くの日本のペットショップ・オーナーの方が述べられている意見です。

一人で仕上げまでやれるレベルまで訓練するのが、トリミングスクールの役割

 

当トリミングスクールは卒業までは、ポピュラーな犬種ならば最初から最後の仕上げまで一人でできる。安全に仕事ができる、お客様の好みに合わせて仕事ができるなどを目標にしています。 ごく普通の目標です。

 

しかし、日本のトリマーの求人広告をごらんになってください。「一人で最後まで仕上げられる方求む」というのがとてもよく目につくと思いませんか。

 

日本でわざわざそうことわって募集しなければならない、また、同じことを言うペットショップや獣医院が多いということは、この普通のことができるトリマーの方がありふれるほどたくさんいるわけではない、こういう方がすぐに見つかるとは限らない、ということなのでしょうか。

 

「一人で最後まで仕上げられる方」などというのは、当スクールで学んでいる方では、毎日レッスンでやっていることですから当たり前のことで、そうならなかった卒業生は一人もおりません。

 

トリミングスクールを卒業したのに、そうできない方が日本で多いとしたら、少し悲しい気持がします。

 

さっきの求人広告を一通り仕事をやれるトリマーの立場から見れば、就職できるかどうかではなく、どこに勤めるかはこちらで選ばせていただく、願ってもない状況があるということではないでしょうか。