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あなたにとってトリマーとはどんな仕事ですか-2

 

先の雑文を書いていて、ふっと心をよぎったイメージがあるのです。

このトリマーの仕事を長く続けてゆくということは、心の深いところで、自分のしていることが少しは意味のある、世の中のためになっていると感じる、信じてあげる努力が必要な気がするのです。それがたとえ作り上げたものでも。それでちょっと書き留めておきます。

大人になってから、やっていることや考えていることは子供の時に遊びでやっていたことや子供のころに考えたことのバリエーションにすぎない、というようなことを何かの本で読んだことがあるのです。

私子供のころなりたかったものにバスの車掌さんというのがあるのです。
理由は近所に住むお姉さんがバスの車掌をしてまして、きれいでとてもかっこよかったからです。親切で遊んでくれたりもしましたから、その仕事にとてもいい印象を持っているのです。

それから、子供時代は山のふもとの田舎に住んでいましたから、バスに乗る機会というのがめったになかったのです。年に何回かそれも親が町に用事があるときに連れていってもらう時に限られていました。

ですから、バスというのは乗れるだけで楽しい乗り物だったのです。今みればびっくりするぐらい田舎町ですけど、"刺激に満ちあふれた都会"であるその田舎町につながっている夢の乗り物がバスだったのです。

そのころの”刺激に満ちあふれた都会”というのは、デパートで食べるお子様ランチだったりイチゴたっぷりのショートケーキだった気がします。
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舗装もしていない穴ぼこだらけの田舎道をバスに揺られて旅している人々がいる。行き先はわからない。バスの乗客は大人だけでなくて、子供もたくさん乗っている。おじいちゃんやおばあちゃんもいる。犬や猫もそのバスにたくさんいる。そしてよくみたらバスの車掌さんをやっているのはどうも私なのです。

これ何か分かりますか。

興味を引いたことをなにげなくやっているだけですけれど、こういうイメージを当てはめると、現在自分がやっていることが少し説明できる気がするのです。

犬や猫も含めて乗客のみなさんが快適な旅を続けてゆけるように、そのお手伝いする任務をおびて乗車しているのが車掌なのです。

現在私がしている、わんちゃん達が人間とうまく暮してゆけるように、きれいにする仕事、犬と人間の共生には欠かせないとっても大切な仕事 -- トリミングはもちろん、犬のしつけで困っている方がいれば、こうしたらどうと時々アドバイスするのも車掌である私の仕事だし、犬に噛まれないようにするにはこんなことに気をつけなよとか、犬とお友達になるにはこうするんだよなどと子供たちに犬との付き合い方についてお話するのも車掌さんの役目になるし、養老施設へ犬を連れていって、さみしい老人をちょっぴり慰めてあげるのも、バスの車掌さんのお仕事のような気がするのです。とにかくいろいろなことが私の仕事になるのです。

そして、あのほこりを舞上げて田舎道を走る淡いブルーのバスが、もしかして宇宙をただよい旅するスペースシップ地球号だとしたら、

あなたもバスの車掌さんとしてこの宇宙船に搭乗しているのかもしれませんね。