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トリマーになりたいと思えること

 

先日、ニュースで日本の政府がニート対策に本腰を入れるようになったなんて言っていました。

今の若い方で将来何をしたらいいのか分からない。分からないから、行動に移せない。積極的に自分にあった仕事を探す気分にもなれないし、見つかるとも信じられない。だから何もしない。そんな方が増えているんですね。

四十五十になっても人生何をしたらいいのか分からないなんていう方もいますから、いや、もしかしたらけっこういるかもしれません。

ただ自分の今取っている道をこれでよしと心から確信を持てないだけなのかもしれませんから、それは人間ですから普通です。ですから進路で迷う若者はそれほど気にすることはないのかもしれません。

でもいつまでも何もやる気にならないのはちょっと不幸な気がします。

私の場合、少しばかり紆余曲折がありましたけど、トリマーというキャリアに興味がでてきて、ペットトリマーになって、長いことトリマーをやって来て、今でもトリマーの仕事を楽しいと思ってやっていることは、キャリアに関してはかなり幸運だったのかなぁと思ってしまいます。

こういう人は公の場で発言などすることはなくても、長年この仕事をやっている方の中でたくさんいると思います。

若い頃に手に職を持とうと思ったのは、真面目に将来を考えて、しっかりした大人の考え方ができたからではありません。若い頃考えていたことは、漠然とした気持でうまく表現できないのですけれど、私の場合はまずは「自由になりたい」という気持ちがいつもありました。それと、「旅に出たい、旅に出かけられる生活がしたい」としばしば考えていた気がします。今思うとあきれてしまいますけど。

でも、それが私の場合はスチュワーデスや旅行関係の仕事になるのでははなくて、ペットトリマーの仕事をやることに結びついていったように思います。旅先で困った事態になっても、もしかしたら身についたこういう技術が我が身を救ってくれたり、役にたってくれる気がするじゃないですか。

若いころはばかばかしいことばかり考えていました。でも、子供じみてますけど、意外とこういう理屈じゃない直感でこうなりたいとう思いが、自分を駆り立ててくれたり、新しいことに向かわせる力になっていたのかもしれませんね。

トリマーになりたいとか、トリマーになる。それはペットが大好きだからって言う方が多いですね。でも、そういう思いの底の方に、ペットとはぜんぜん関係ない、この仕事ともなんの関係ないぼんやりした憧れや、こんなことできたらいいなみたいなイメージかもしれないし、口に出すのはちょっと気恥ずかしい思いや願いがあるのかもしれません。

キャリアというのは、これは一つの見方ですけど、こういうばかばかしい願いに、大人のレベルで形を与えてゆくこと、まじめにとりあって、つき合ってあげることと言える気がするのです。

トリマーをやっていて元気がなくなる時があったら、あなたの場合は若い頃どうだったのか、ちょっとこんなことを思い出してみてはいかがですか。

ちょっと元気がでてくるかもしれません。

 

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