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バリカンの技術

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もうひとつ、こちらのトリミング/グルーミングの特徴というと、バリカンの技術が非常に発達していて、このバリカンをうまく使って早く仕事をしているということです。

 例えば、丸刈りするにしても、何種類もの替え刃を使い分けて、犬を傷つけないように、また炎症〈バリカン負け)を起こさないように部分によって刃を替えながら気を遣いながら、できるだけ毛を長く残すようにしていることは、日本のトリマー/グルーマーは見習っていい点だと私は思います。

 替え刃は常時10種類ぐらい持っていて、体の部分によって使い分けたり、毛玉の程度によっても使い分けます。毛玉の頭の部分を取って、毛玉を解きほぐすのにも使いますし、ハサミ仕事の前のラフ・クリップに使ったり、やり方によっては、長毛犬種にするハサミ仕上げとまったく変わりない仕上げを、ほとんどクリッパーだけで早くできる技術もあります。そして、ハサミよりも安全で楽に仕事ができます。

 ハサミなどもかなり大きなものを使い、大型犬だけでなく、持ち方によっては、小型犬などにもそれで素早く仕事する人が多いようです。また毛玉になってくる犬をどう処理するか、さまざまな方法やまたそうした犬に適したスタイリングなどがあり、こうしたことも早く仕事できることに関係してくるのだと思います。

 

お客様が望むスタイリング

ショップに頻繁に来る犬種は、小型犬では日本でもお馴染みのトイ・プードル、ミニチュア・プードル、ビションフリーゼ、シー・ツー、ラサ・アプソ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、マルチーズ、ウェスティ、ケアーン・テリア、スコティッシュ・テリア、チワワ、ダックスフンドなどです。

 中型犬では、アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリッシュ・コッカースパニエル、スプリンガー・スパニエル、シェルティなど。

 大型犬では、スタンダード・プードル、オールド・イングリッシュ・シープドッグ、ウィートン・テリア、アフガンハウンド、ゴールデン・レトリーバー、ハスキー、ポーチュギース・ウォータードッグ、ニューファンドランド、ブービェ、チャイニーズ・シャーペーなどもお客様にいます。

 スタイリングはどういうものが主流かというと、ほとんどの犬はどんな犬種でも、サイズでも、家の中で飼われていています。お客様にとってはいっしょに暮らす上で、密着した存在ですから、いつもペットを清潔に保ちたいこと。またこちらの方にとって犬と散歩を楽しむことがとても重要なので、こうしたライフスタイルに適した手入れのしやすい、なおかつわんちゃんにとっても活動しやすいスタイリングを要求する人が多いようです。

 マルチーズやヨーキーなどでも毛を短めに、かわいらしくして下さい、という方が多いです。

トイやミニチュア・プードルでは毛をあまり長くしないダッチ・クリップ、タウン&カントリー・クリップ、サマー・クリップ、ペットラム・クリップなどもポピュラーです。 

 これらのクリップやハサミで全体を仕上げる仕事でも、下準備はクリッパーを使うので、最後のハサミ仕上げはそれほど時間がかかりません。

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