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トリマーの喜び -3 
好きな仕事をしながら収入をつくれる喜び

 

トリマーの喜びというとてもスピリチュアルな話をしているときに、金銭の話が出てきてがっかりされた方もいるかもしれません。

この話題について積極的に話す人はこの業界では少ないです。だいたいお金はあまり重要に考えない方がいいとか、この仕事でお金はそれほど望まない方が賢明。大好きな犬の仕事をやれているのだし、それだけでトリマーさんは恵まれているのだから、そんなことは気にならないだろうとか。腕がよくなれば黙っていてもお金はついてくるもの、まずは技術向上に努めなさい、みたいなこと言う人が多いですね。なんかおかしいと感じながら、でも真面目にこういう話をする人がたくさんいます。

ですから、知らない間にこのテーマに関心が向かないように、「お金について考えることや話すことははしたない」と思うように洗脳されてしまう方もいるかもしれません。

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image courtesy of cupcakes for clara

トリマーであることをひとまず忘れても、生きていくことは、ここで力説しなくても、とてもお金がいることなのです。今の時代に生活することは、ぜいたくはしなくても生活費以外にも、例えば車がなくては生活が成り立たない、TV,インターネット、携帯はいる、友達に付き合ってカラオケや映画、飲み会も時々いく必要がある、たまには着るものも新調したいし、習い事もしたいし、税金も払わないといけない、子供を持てば、養育費も教育費も世間並みにはかかる。老後は政府の年金ばかり当てにできないのが目に見えているし、その資金も今からなんとかしないと。ご両親の面倒をみなければならない人もけっこういるはずです。それから・・・・・・・こういうたくさんの出ていくお金があって、たとえシンプルな生活を心がけるとしても、お金がいることが分かるはずです。

人間らしい最低限の、質素な生活をするのにもお金がいるのです。ほんの少しではなく、気が遠くなるほどたくさんたくさんいるのです。たくさんというのは、どのくらいなのか人により違いますけど。

とにかく、これはたいへんなことです。できるできないは別にして、トリマーをやっていく上で、この仕事を通して経済的な面で自立できること、少なくともそれに近づくことを目標にした方がいいことに反対意見はないはずです。

トリマーになる前から収入をつくる希望を失ったり、あきらめたり、この面に関心を持たないようにしているのでは、いい結果になることはありません。まず、この仕事をキャリアにする意味がなくなります。何を学ぶ必要があるのか判断できなくなるし、ひとに望まぬ方向に誘導されやすいし、少し危険です。

収入が少なくて、最低限の生活もままならないのでは、トリマーの喜びも、幸福も、生き甲斐を感じるどころか・・・・・おもしろくもなんともありません。自分の生活を支えられないのではこの仕事も犬も嫌いになって、転職を考えたくなってしまいます。

生きていくには、普通の人間らしい生活をするにはお金は重要でないどころか、とても大切で気にした方が、意識して収入を生み出すこと(そのためにあなたは雇われているのではありませんか)、そして生み出す能力について真剣になった方がそういう困った状態に陥らないですむこと、少しは自由に生きられること、だれにも勧められるまっとうな生き方であることは分かっていただけたと思います。(当たり前すぎますけど

これにはどれくらい収入をつくる必要があるかということと、(ここでは一応生活できる程度の収入)それからもう一つ、いかにしてその収入をつくるか、つまりハウツーが喜びを感じるには重要に思います。

ここで、前の二つのトリマーの喜び

トリマーの喜び-その1  自分の好きなこと、やる気になれることをして---- 収入をつくる。それから、

トリマーの喜び-その2 人の役立つこと、人に喜ばれることをして----- 収入をつくる。

が大切になってくるのです。そして生活できる収入が得られる喜び。

これらの三つの喜びのどれが一つ欠けても、持続する喜びにも、本当に心から感じる喜びにもならないように思います。

トリマーとしていい収入を得る」--あなたはそうできると信じているかどうか分かりませんが、トリマーの喜び・幸福を得るには・・・たぶんあった方がいい条件です。だれもあえて言わないことですけど、トリマーの幸福の1/3ぐらいは「この仕事でいい収入を得る」、つまりこの仕事で生活費を普通に稼げることがが貢献してくれるはずです。

この仕事に明るい展望が持てることや、いわゆる”やる気” -- この仕事への熱意・情熱を持てることにも、このことはとても関係してくることです。

ですから、ただカットして合格点もらえるでなく、そうできるためのプロレベルの技術に近づくことや「利益を生み出せる仕事のやり方」つまり限られた時間に生産的な仕事ができるようになることですけど、 そのための基礎をスクールにいるうちに真剣に学び身につける必要があります。

そうでなければ勤め先でお役に立ち喜ばれるトリマーになることも、多くのお客様の助けになり感謝されるトリマーになることも、トリマーとして自立し幸福になることも・・・しばらく先の話になってしまいます。

スクールでのキャリアトレーニングがうまくいき、職場で求められる技術レベルに近づけた人が、この仕事を好きになれ、喜びあふれる仕事に”よりできやすい”ように思います。

喜び2、3がなくて1だけでは、この仕事が誰にも喜ばれることもなく虚しいし、お金にもならないのでは、自分で楽しくても永続きしない気がします。喜び1、3がなくて、2だけでは、あまり好きでもない仕事をして、お金にもならないのでは、自分でも納得できない仕事を自己犠牲の精神だけでしているわけですから、幸福にはほど遠いです。これも続きにくい。喜び1、2がなくて3だけでは、・・あまり好きでもない仕事にたくさん時間とエネルギーを注ぎ、ただお金になるから生活費を稼ぐためにやっている、という考え方ですけど、これも人によりけりですけど、人生の大切な時間を無駄にしたことに後悔の念が沸いてくるかもしれないし、これだけではわびしい気がします。

でも、もっとも大切なことは、一番の喜びですね。好きかどうか分からないけど、興味があってこの仕事に入り、思い通りにこの仕事を好きな仕事にできた人は幸せです。

自分の納得できないこと、あまり好きでもない仕事をただ続けているのでは、よほどのことがないと元気が沸いてこないです。目が輝きを失ってしまいます。考え方を変えて、努力して好きになるという方法もありますけど・・・。

好きになれそうなことを見つけて、それを仕事にできるということは、自分を大切にすることです。自分をより好きになることだし、自分を愛することです。自分をどれだけ好きになれるか、どれだけ自分を愛せるかということは、他の人があなたをどれだけ好きになれるかにとても関係してくることです。勤めるにしろ自営にしろ、この仕事をうまくやってゆく上でこれはとても大切なことです。

仕事にあまり情熱を感じてないように見える人よりは、この仕事が好きで、そして楽しんでやっているのが分かる人、サービス精神が旺盛で他の人を気にかけてくれて、だれにでも気さくに接してくれる人、そんなプロ意識をもったトリマーに犬の飼い主は仕事を頼みたがります。

ですから、自分の好きなことを仕事にし、他の人が喜ぶ仕事をしようと心がけ、それが言葉や振る舞いにも現れる。そして、仕事一筋とまでならなくても他の生活も普通にして、この仕事で生活できる収入もつくれるトリマーなら、ハッピーな、喜びに満ちたトリマーになれるはずです。こうなれたら犬の飼い主だけでくなく、他の周りの多くの人にも好感をもたれるのは自然なことです。

多くの方に喜んでいただける仕事ができ、この仕事を楽しみ、そしてこの仕事を通して生き生きとしていられること、これがトリマーの喜びだと私は思います。