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独立自営を目指すトリマーはどんな人たち?

 

あまり考えたくないことですけど、だれしもいつかこの世を去らなければならない日がくるのです。

たとえばの話です。その最後の日がもうすぐあなたに訪れるとします。

「この世との別れの日が近づいて来て、あなたは最後の願いとして何を望み、今までの短い人生で何を後悔すると思いますか」ちょっと考えてみてください。

最後の願いとして述べることは人によりいろいろあると思います。でもどんなに情熱を持って、天職と思ってこの仕事をしているトリマーでも、腕のいいカリスマトリマーさんであっても、「もっと仕事したかった。もっとトリミングの仕事をさせてほしかった。」と死の床で悔し涙する人は・・・・たくさんいるはずありません。

ほとんどの方は伴侶、子供、ご両親、おじいちゃんやおばあちゃん、兄弟姉妹などの家族、人によっては親しい友達ともっともっと共に時間を過ごしたかった、皆にもっとやさしい言葉をかけてやりたかったと思うのではないでしょうか。

仕事も確かに大切ですけど、それが人生の全てではないし、それよりも大事なものが人生にはあるということです。親しい者がいなくなって取り返しがつかなくなってから、多くの方はこれに気づくことです。

「家族は、家庭は大切」とは当然そうしなければならないみたいに、一応だれしも思うことです。でもこの価値観を持って、それを意識して仕事するということは、口で言うほど簡単ではありませんね。
今の職場が、今の仕事がそれを許さないのですと言いたくなる人も多いのではないでしょうか。

でも、いつまでも言い訳ばかり考えていないで本当ににそうしないと、そうできる仕事のやり方をいつかこの先に実現しないと、楽しんでトリマーのキャリアを続けることも、悔いの少ない人生(キャリアと生活)も簡単ではないかもしれません。

北米のペットグルーマーはそうすることは働く者として当たり前と思い、そこそこの仕事をして五時か遅くとも六時ぐらいまでには仕事を切り上げることを考えます。そしてまだ独身でも、家に帰ってからやらなければならないことや、やりたいことが山ほどたくさんあります。ですからそうさせてもらう人がほとんどと思います。

収入面はさしおいても、このような考え方をするからこの人達は個人の生活も普通にし、家族の面倒も見て、この仕事を長年続けられるのではないでしょうか。

こう書くと、理屈はそうだけど、日本のトリマーの現状は、かくかくしかじかで、日本の他の女性の仕事でも似たような事情で、いくら探してもこのような仕事しか見つからないのです。稼ぐだけでもたいへんだし、理想ばかり言っていられないし、専業主婦にでもならない限り、それは・・・・という人がいると思います。

それに対して何も私に言えることありません。今のところそれ以外にとれる道がないと思っているなら、これでよしと信じてやっていっていいのではないですか。どうするかはあなたが決めることです。

この仕事で自営を目指す人はどういう人たちか考えてみたのです。

まず、この人たちは、この仕事に入る前から、または仕事を始めたかなり早期に、将来私は自営すると決めてかかっている人たちが多い気はします。

自営を決断するということは、そうできる仕事の腕や能力や適性が今の自分にあるかとか、資金などそうできる条件があるかは、あまり関係ありません。それ以前になんのあてもないのに、進む方向として「こうなりたい」と決めているように思います。
 
法規がどうなってるだとか、自営のハウツウを知ることや資金について考えるよりも前に「なぜ自営の道を選ぶのか」動機を自分に問いただす人たちです。やる意欲やこれからの活動を生み出す源ですし、これがはっきりしていなくては、恵まれた条件があってもあまり長続きしない気がします。

この人たちがもし勤めるとしたら、職場に期待できることとできないことをかなり分かって働くと思います。勤めた経験があって、わずかながらでも世間がどんなものか、勤めるとはどういうことか知っている人たちです。

ですから、もし勤めるなら一定期間を自分のレッスンや将来への布石として、自分のキャリアを築くのに必要な一期間と考えて働く人が多いのではないかと思います。そこに勤めて業績を上げ、あわよくば主任や店長に昇格することや次第に給料が上がりやがては高給トリマーを夢見る人は少ないと思います。そうなる人も実際はいるかも知れませんけど。

そういう理由から、この人たちはそんなに欲張りなことを職場に望まないし、求人広告を見てもこちらが時給100円高いの、あちらの方が労働条件がいいだのと、今より「もっといい職場」を探すことに必要以上に関心を持たないし、そのような職場を探し回ることに時間を費やす人たちではありません。

自分の望む体験ができればよしと思って働いていますから、職場の労働条件や待遇に満足はしていないかもしれない。でもどんな職場に働くにしろ喜んで一生懸命働くし、愚痴や不平の多い不幸な人達ではないように思います。

でも、いつまでもいつまでも、働く環境や第三者に自分の働き方や日常の生活が決められ、働く者として職場に望むべきことや、個人の生活のあり方まで、環境に決められるのでは、・・・・仕事がなくなる心配をしなくてもいいとか、給料が毎月頂けるとか、すばらしい利点と気楽な面もある一方で、自分の考える楽しい仕事になることも、上に述べた自分の価値観を大切にする生活も容易でないと思い出した人たちです。たぶん

自営することで、生活の程度をしばらく落とすことになるとしても、不慣れな仕事もしなくてはいけないとしても、キャリアと生活をもう少し融通のあるものにしたい。それには
給料に頼らず、自分でこの仕事を始めてみようと考えるようになった人達ではないでしょうか。

でも、独立自営の一番のメリットは、だれに遠慮も気兼ねをする必要もなく、自分が大切にしたいことに時間を費やせる自由があること。たったそれだけでもそうできるなら、このワークスタイルは何ものにも代え難いと思っている方が多いように思います。

 

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