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ペットサロン開業・独立自営 / アメリカの統計から

 

アメリカの統計からトリミングサロン成功の希望を見いだす

これはアメリカの話しです。スクールを出てこのトリミングの仕事につく七割の人は将来自分でショップを持つとか、自宅で開業するとか、またはモーバイルなどで自分のビジネスとしてこの仕事をやることを考えるのだそうです。

 しかしながら、期待を持って自分でビジネスを始めても、その半分の人達はむしろ自営など考えない方がよかった人達なのだそうです。うまくやれない理由などは書かれていませんでしたけど、勤めていた方がまだチャンスのあった人達です。

 ですから、この統計から見えてくることは、10人のトリマーがいたら、独立自営でやってゆける人はその中の3.5人だけということになります。 その中でも独立開業しても、皆さんうまくやれてハッピーになれるとは限りませんから、ペットサロンを開業して、「うまくやっている、仕事に満足して長年やっている方」というのは、その数よりは少し少なくなるかもしれませんね。

 日本でトリマー独立自営の実態を調べたものはあるのかどうか分かりませんが、調べたら事情はこれと似たようなものになるのではないでしょうか。

 トリマー以外の仕事の自営・起業にも目を向けてみました。

景気も関係してか、解雇されたりとかいろいろな理由で自分でビジネスを始める、フリーで仕事をしたいと思っている人は、当地にはたくさんいます。こういう独立自営を目指す人達のビジネス成功率はというと・・・・

 ある統計では、自分でビジネスを始めた人達の三割ぐらいの人は一年以内でビジネスがうまくゆかず廃業するということです。

五年後には、またその半分の人達はビジネスを辞める傾向がある。10年目ではその三割の人しかビジネスを続けていないのだそうです。

 だれしも大きな期待を持ってビジネスを始めます。だけど全ての人が自分の始めたビジネスで成功できて、まぁ満足と言えるほどの利益を生み出してうまくやれているという話しにはならないようです。

どんなビジネスで開業しても、その後もうまくやってゆくということは並大抵なことではないようです。

つまりトリマーの場合もその例外ではなく、トリミングサロンを開業はできても、その後も長年うまくやれる人は、大多数ではないということです。

せっかくこの仕事に情熱を持って独立・自営を考えているのに、それに水をさすようなことを書きました。

トリマーの独立自営は容易でない−−という話しでは夢も希望もなくなってしまいすまから、この統計から明るい希望を持ってもらうために考えたことは、

 

 

独立自営をめざすなら

1)どこかに勤めて働くのと同様、トリミングサロン開業・独立自営も、現実はそれほど甘くはないことを知る。しかしながらトリマー全体の三割の人達(開業した人の三割ではありませんよ)は統計からすると、自営でやってゆけている人達です。多数派ではない独立を考えている人たちには、うまくやってゆける可能性は少なからずあるのですから、やり方次第では大いに希望は持っていいことです。

 独立自営を志すなら心を引き締めて取りかかってほしいこと。

なんとかうまくやってゆける30%の人達の中に、この記事を読んでいるあなたにもぜひ入ってほしいです。

2)トリミングサロンの自営と他の仕事での自営も成功率はそれほど変わりないのではないかと思うこと。ということは、うまくやれない原因というのは、意外と他の仕事でも似たようなものかもしれません。

成功する秘訣や近道、参考にできる成功例を知りたい気持ちになるのですけど、それよりは失敗を避ける、それを意識した堅実な作戦を考える。それでも失敗は避けられないものと思って、つまづいてもすぐ次の手を打てる準備をしておく。独立自営でどうしたら成功できるのかに関心持つのと同じぐらい、この仕事で失敗しやすい原因と対策にも関心を持つ。少しうまくいかないからといって諦めたり希望を失ったりしない。

3)この統計が事実に近いとすると、独立しても半数以上の人達がうまくやれないのですから、大多数の人が信じている常識をすぐには鵜呑みにしない。この人達と同じ考え方と行動ではこの人達と同じ道を歩むことになりかねません。周りの大勢と異なることを恐れない、みんなの真似をしない。

4)この仕事で独立を考えている方はかなり腕に自信のある人と思います。それでもその多くの人達がうまくやれていないということは、腕、知識や経験の長さとはまったく関係のないところで 独立自営がうまくやれる、やれないの差がついてしまうのかもしれません。

うまくやれるということは、つまりは人々に感謝され、ビジネスが順調にゆくことですから、人に好かれること・仕事を頼みやすい人間になること。営業、セールス、接客、仕事やお金のマネージメントなど、大多数の人にはあまり興味の湧かない、たいしておもしろくもない、腕とは関係のないことにも強いて関心を持つ必要がある。

犬をカットすることは直接はお金を生み出しません。スピーディーに効率的に奇麗な仕事をやる、つまりは speed grooming を心がけること以外に、自分のサービスをより多くの人に知ってもらい、お客を説得して仕事を取り、サービスを売る活動を通して初めてお金が生み出されるのです。トリミングの腕がいいことは必要ですけど、それだけでお客が仕事を頼むほど単純ではありませんから、腕とお金が入ることとは直接は関係のないことです。これらの面も興味がないとか苦手などと言わずに謙虚に学ぶ姿勢を持つ。

今まで日本のトリミング業界を育ててきた、この業界にもっとも貢献してきた、そして長年うまくこのサービスをやれてきた人たちというのは、腕のいいトリマーの皆さんでもなければ、愛犬団体の人達でもありません。

トリミングのことはよく分からないけど、多くのトリマーの皆さんを雇って仕事を作り出してくれたペットショップのおやじさん達です。この人達がこのサービスを公に提供し、長年うまくやれてきた人達、つまりはこの業界で成功した人達と言えるのではないでしょうか。少なくとも今までは。この人達から学ぶことたくさんあると思います。

トリミングもよく分かっていない人達でもこの仕事で成功できるのですから、熟練した技術・知識を持つトリマーの皆さんが開業して成功できないはずはないです。ちょっと知恵をつければですけど。

5) もう一つ思いついたことは、こんなに独立指向の人が多いということは、反面トリマーを雇う立場のペットサロンのオーナーはとっても困っているということです。

腕のいい頼れるトリマーは就活しながら、どこでもたくさんいるわけではありません。そういう熟練トリマーを見つけるのに苦労しているショップが多いということです。私のスクールにも仕事が任せられる人を今すぐ送ってほしいという、ペットショップや獣医さんから切実な問い合わせの電話がたくさんかかってきます。

ということは、あなたがそこそこの腕があれば、雇ってくれるトリミングサロンはたくさんあるということです。たぶん日本でも同じ傾向があるのではないでしょうか。

こんなに独立志向の人が多いということは、裏を返すと雇用のチャンスがたくさんあるということです。就職口を探しているトリマーの方は、いい職場が見つかる希望を持っていいことです。

こんなことでしょうか。

北アメリカのペットグルーマーのこの統計から、あなたならどんな「トリミングサロン開業・独立自営を成功させるコツ」を引き出しますか。

 

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