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採用面接を受けて採用にならなかった時

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一度面接を受けてすぐ雇われる人よりも、何度も面接を受けてようやく働くペットショップを見つける人の方が多いのではないでしょうか。つまり面接を受けて、すぐ雇ってもらうことよりも、不採用になることの方が実際は多いような気がします。

 特に、社会人になって初めて勤めるのがペットショップで、面接を受けて不採用になったら、がっくりくるのではないかと思います。(かなり頑張ったのに)

不採用になったら、まるでお前は駄目と烙印をおされたような気持ちになり、ショックでしばらく寝込みたくなる方もいるのではないでしょうか。

ちょっとこういう方に話ししたいです。それでも就職を諦めないでほしいです。

 ペットショップがたくさんあるといってもトリマースクールの卒業生と同じ数ほど多くありませんから、ペットショップの一人の求人に応募する方が五六人もいるということはありえます。ですから、雇われるよりも不採用になるケースの方が実際は多いのかもしれません。

 たまたま相手に「今のところ間にあっている」と知らされただけですから、断られても面接に失敗したとか、私はトリマーとして十分良くないのではなどと考える必要ありません。自分を責めることは絶対してはいけません。

不採用になってもそれを個人的に人格を否定されたように受け取らない。採用にならなくても、しめた! これで私に適したもっといいペットショップに近づける。これは私にはチャンス、と無理にでも思った方がいいです。

数あるショップの候補リストから見込みのない、だめなものを消すわけですから、働ける所をより絞り込んで、それにますます近づけるということです。採用にならなくても悲しまないでください。

採用面接を成功させる対策といって、究極の対策はペットショップオーナーが、雇うトリマーに何を求めているのか、どんなトリマーを雇いたいと思っているのか、まずそれを理解することです。また職場で求められる技術レベルだけでなく、この仕事をする者にふさわしい振る舞い、考え方話し方、他との接し方などの面でも、トリマーを志した時から自分を変えてゆくしかないのです。これらについては教えてくれるところはありません。時間がかかることですが、このキャリアをうまくやるには、技術以上にこれらは意識して自分で取り組まなければならない課題です。

ここでは、面接受けて不採用になってからどうするか ---- さしあたってできる応急手当としての対策をこの雑文では考えています。それでまず言いたいことは、

 

  •  人間完璧ではありえない。だれでもうまくいかないことはある。いや、うまくいかないことの方がむしろ人生ではたくさんある。ほんの少しでもそういう体験から学んでちょっと知恵をつけて、次にうまくやることを考える

 今すぐとれるステップですけどまず、不採用になるのは多くの人に普通に起きることだから、不採用になるケースのほうがむしろ多いのだから、そうなってもあまり気にしない。採用になるまでいくつも不採用を体験するのが当たり前と思うこと。面接がうまくいかなくても、次の面接に体験を生かすことを考えてほしいです。何度でもトライするチャンスを天は与えてくれます。

と言っても面接受けることは、ストレスだし不安になるのが普通です。短い面接の時間に自分紹介して、それで相手に一方的に採用、不採用を決められるのですから、緊張しますし幾度も採用面接を受けても恐くないようにはならないです。でも、一つづつこなしてゆくうちに、次第にそのインパクトが小さくなってゆく気がします。

 まずは、面接の結果がどうなってもうろたえない、がっかりなどしない。見つかるまで就職先を探す気持ちをなくさない、諦めない覚悟は前もってしておくべきです。とにかく面接を受けて、こういう体験をいくつか通り抜けて、うまく職場を見つけてほしいです。

 特に女性(日本の)は一般に人前では出しゃばってはいけない、人前ではつつましくしとやかに振る舞う、何事も控え目に謙虚に話すように日本人は教えられてきました。そうしないと好ましくない印象を与えてしまう気がして、ついそういう調子になってしまうのではないでしょうか。例えば、「まだ不慣れですけれど、頑張りますのでなにとぞよろしく」とか、「そまつな物しかなくて、あなたの口には合わないかもしれませんが、どうか召し上がってください」なんていう言い方しますね。

でも、就職の面接で遠慮がちで、何事も控えめで、謙遜して「まだまだ未熟者ですが、一生懸命頑張りますのでひとつよろしく」と言われても・・・それで、この子は自信がなく、話した言葉通りに受け取られかねないとしたらアプローチを変えた方がいいかもしれません。

 

  • 職場で役に立てられると思う、自分の能力を正確に相手に伝える

これ大切です。

はっきり口で表現しないと短い時間で面接する方に分かってもらえません。何も言わなくても、私がいかにいい人か、見ただけで相手は察してくれる----- 親でもないかぎりそんなことはありません。そして持ち時間はせいぜい長くて30分ぐらいしかありません。

 ウソやほら吹きはだめですけど、自分のアピールできる点や今ある能力については、サービス精神を発揮して、詳しく具体的に相手に分かるように説明する。その努力はした方がいいと思います。

例えばプードルやビション仕上げるのは得意中の得意で、どんなカットでもお客様の要望に応えられると思うとか、一日何頭ぐらいは仕上げできるとか、テリアとかスパニエル犬種もありふれた犬種はほとんどできるとか、ここに来る前はどこそこのショップで仕上げを任されてやっていたとかです。今まで働いていた人なら業務日誌や記録を付けていますから、今まで何千頭仕上げる仕事をしてきましたでもいいです。こういう具体的な実績を示す方が雇う方により説得力があると思います。

 トリミングの仕事に直接関係なくても、ショップの仕事に役立つのではないかと思える体験についても話してみるべきです。例えばシェルターで一年間ボランティアワークをしていたから、犬の扱いには慣れているし、どんな犬でも問題ないとか、前の仕事では受付をしていたのでお客とお話しするのは慣れているし接客も手伝えますとか、ホームページを作るのが大好きで友達何人にも作って上げて喜ばれたとか、英語を少し話せるから私を雇って外人のお客様でもどしどし取ってほしいです、というのもセールスポイントになると思います。スクールを卒業しました、トリマー資格ありますというよりも、わたしなら仕事でなくても今まで人と積極的に係わった体験を持っている人を、できればより優先的に雇いたい気がします。

 とにかく採用面接に行って、あなたの後に何人も同じく面接で待っている人達がいるとしたら、他の大勢の人達と少しでも違いを出せたらその方がいい気がします。面接の前にあわてても仕方のないことかもしれませんけど、ちょっとこれを頭に入れておいてほしいです。

トリマー志望者ならみんな平等に全員雇われたらとは願うのですけど、現実は雇われるスポットは限られています。雇われないとしたら、それが一番の理由です。雇うトリマーとしていいか悪いかではありません。雇う方は些細なことで、時には腕とまったく関係ないことで、だれを選ぶか決めるしかありません。

 でも、いろいろな事情でこの仕事を離れる人もたくさんいますし、新たにペットショップを始める所もありますから、いつもどこかで新たにトリマー求めているところはあるはずです。この仕事に就きたいと思っている方は希望を持っていいです。仕事のチャンスはたくさんあります。

 

  • 働く可能性のあるショップのリストつくる自分についての情報を整理する。

 コンタクトしてみようと思うショップや獣医院はあなたの住むところから通えないと意味ありませんから、限定されてくると思います。それでも何十軒、それをリストを作って電話する準備をしておく。

 カナダでは、職を探す時はレズメというのを作って持ってゆくのですど、自分の履歴書とショップに役に立つのではないかと思える自分の体験やセールスポイントやを一枚の紙にまとめて書いたものです。日本でもこういうものがあった方が分かりやすいし、他の人と違いを理解してもらやすいかもしれませんから、日本でそのような習慣がなくても、これを作って持って行ってみる価値はあると思います。

 

  • ショップオーナーに直接会いにゆく

それから、ショップや獣医院に電話しただけで、はい雇いましょうということには絶対なりません。今人手はいらないと言われることが多いと思います。それでも、ちょっと食い下がってみる。

 「お宅様のペットサロンの前を通るたびに清潔で雰囲気がよくて、こんな所に働けたらいいなぁといつも思っていたのです。もし、差し支えなければ自己紹介させていただけますか。仕事の方お忙しいとは思いますが、五分、十分でかまいません。会う時間をつくっていただけませんでしょうか。今人手がいらないのは存じてます。でも将来だれか求人しなければならない時が来るかもしれません。その時思い出していただけたらうれしいです」というようなことを言って、今人手はいらないと断られても、可能ならばショップオーナーに会いに行ってみることです。

 それでもしあなたがとてもいい印象与えることができたら、相手は本当にトリマーを雇う必要が将来きた時、募集広告を出して全然知らない人を雇うよりも、あなたにまず話をもってくるはずです。いや、会っただけで相手に「こんなトリマーさんがこの町にいたのー!」ということになって、すぐ雇ってもらえる話の展開もひょっとして起こりえることかも知れません。

雇われるかどうかは別にして、こういう行動を取れる人はビジネスをやっている方に評価されると思います。

 

  • 求職活動はできれば早く始める。

ほとんどの方はトリミングスクール卒業してまたはコースが終わる間際になって、重い腰を上げて就職について考える人が多いはずです。

 私のスクールの生徒にはある程度できるようになったら、卒業までまだ時間があるうちに求職活動を始めるように話しています。一度よりも二度三度会いに行ける方が効果があるし、時間はまだたっぷりあるし予行演習みなたいなものですから、学んでいるうちに面接受けて断られてもショックが大きくないです。そのうちにぬかりなく面接やれるようになります。

 雇われるには腕よりも人間性を見られることの方が多い気がします。会うだけでも、感覚でこの子はできるとか、信頼できるというのがこの仕事をしている人ならかなり分かります。

 

  • 礼状やお礼のはがき一枚出す

仕事で忙しいのに、会ってくれて面接していただいた方に、ちゃんと名前を控えておいて、忙しい中 会う時間をつくっていただいてありがとうとお礼のはがき一枚出すべきです。採用にならなくても。たぶんほとんどの方はこんなことをしないと思います。でも、面接の時にあなたの後に並んでいた何人かの人達と同じことを口にし、同じことをしているだけでは雇われる確率は高くありません。

相手がだれか雇ってみても最初は試用期間ですから、雇った人が気にいらなければ他の人を雇うことを考えます。ですから、一度面接して断られても諦めるのはまだ早いです。こういう場合ははがき一枚でも出しておいた方が次の候補になれるチャンスがあります。

 それからお礼のはがきを出してよい人は、仕事を探す上で手伝ってくれた人達、いろいろな情報をくれた方、優しい言葉をかけてくれた人達。

御利益は期待しない方がいいですけど、私これはいろいろな意味で予測のつかない効果があると思います。こんな礼状をもらったら、あまり親しくない人でも他にいいところを見つけたらぜひ紹介してやろういう気になります。これから素敵なネットワークが広がることもあります。

とにかく、お世話になった人たちには礼状などで感謝の意は示すことはとてもいいことです。

 

  • いろいろな人に会って、ちょっと世間話をする努力を怠らない

カラオケ友達やトリマー友達も悪くないですけど、ペットサロンとは直接関係ないけど、よくこの業界を知っている人達がいるものです。そういう人からトリマー求人の情報が入ってくることがあります。例えばトリミングはしていないけど、ペットグッズを売るお店の方、ドッグフード屋さん、訓練士、時には犬の飼い主さんや喫茶店のマスター、保険屋さんや近所に住むおばさんであることもあります。いろいろな人と会ってちょっと世間話をして、今仕事探しているのですけど、どこかいいところないですかねぇみたいな話をして網を張っておくのです。こういうところからトリマー募集の話がひょっこり出てくることもあります。

こまめにこういうことを続けていたら、トリマー求人募集広告を毎日見て探すよりは、働くショップが見つかりやすいように思います。頑張ってください