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トリマーとして雇われる確率を高めるには

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image coutesy of Madeline Elle

 

スクールを卒業したら、大部分の方は就職活動される方と思います。求人広告を見て気にいったショップがあれば電話して、人手はいらないか尋ねてみるだけですから、仕事の応募は何も難しいことはありません。

 でも、採用してもらえるかどうかは相手が決めることですから、思い通りにゆかなかった方も多いのではないかと思います。トリマーの求人募集情報は溢れていても、「どうしたらトリマーとして雇ってもらえるのか」は意外と分かりにくい、多くの方には想像がつかないブラックボックスの情報なのかもしれません。

 トリマーの就職にこれがあればより有利とか、就職率100%約束してくれるものがあったらウソでも信じてみたいとは思うのですけど・・・。

就職活動がうまくいく確率を上げられないものか、そのために何ができるかについて私が思いつくこと書いてみたいと思います。

 就職できるには、数いる候補者からあなたをスタッフとしてもっとも有望と思ってもらうこと大切です。「雇うならこの人」と相手に選んでもらう必要あります。有望なスタッフつまり、ペットサロンオーナーが雇いたくなるトリマーですけど、それが何かほとんどの方は、就職が目の前に迫るまで、考えてみたこともない方が多いのではないでしょうか。

 でも、ペットショップが仕事能力や仕事以外の条件などで、どんなトリマーを求めているのか「雇う相手が何を望んでいるのか」について考えてみる心の余裕がある人は、実際はそうゆう余裕のない人がたくさんいるわけですから、逆に言えば雇われやすいということです。

 1)技術水準、仕事能力に関して

今まで何度も書いてきましたら、ここでは省略します。

スクール卒業間際になってあわてても、どうにもならないこともありますから、スクールに入ったころから、将来就職する時に必要になる技術レベル、仕事能力で目指す目標は自分なりに意識して探っておく必要があります。だれも厳しいことは他人には言いたくありませんし、だれも本当のことは言いたがらないかも知れません。(煙ったく思われるだけですから)

 世間でみんなが話していることやネットの情報は、100%は当てにできません。この仕事についての、どちらかと言うと、どうでもいい情報は溢れるほどあります。でも、本当に自分の役に立つ正確な情報は隠されていることが多い。それを得るのに頼れるのは自分だけと思っていた方が間違いありません。

 自分の今の能力を正確に知っておく。

どんな犬種が得意なかの、何がまだ経験がないのか、どれぐらいの仕事ができるのか、はっきり説明できる人がより信頼されやすい気がします。就職ですぐばれる色つけは通用しません。

 それから、今までスクールでどんな練習をしてきたのか、どこか勤めていた人は前の職場でどんな仕事を任されてやっていたのか説明する。

これから雇う人に具体的にどんな仕事をやってもらえるのか、任せられるのかショップの方はとても知りたいことです。しばらくは、やったことのないチャレンジングな仕事は与えられないのが普通です。

 トリマーを雇う上で一番評価されるのは、今まで仕上げまで一通りの仕事をすべてを任されて、何百頭のわんちゃんを仕上げまでやって、お客様に喜ばれた経験のある人達です。こういう実務経験のある方は、すぐに現場に出してスタッフにできる人達ですから、採用候補になりやすいと思います。

 2)技術以外のことも就職ではとても重要

トリマーを求人する側はトリミングの技術レベルや腕だけで判断するるのではありません。

 一言で言って「あなたを雇うことで商売がよりうまくいくか、より多くの仕事がこなせるか、ショップの仕事が楽になるかどうか」が新人を雇う時にオーナーが考えること、期待することです。

 ですから一般的な話として、ショップが雇いたくなるトリマーについて、技術以外のことで話すとしたら、(これは私の個人的意見です)

  • 技術的にも申し分なく、たくさんいい仕事をしてもらえそうに見える以外に、
  • ショップの仕事はチームワークですから、あなたを雇い入れることで働いている皆さんが気持ちよく働けるようになってほしい。そういう人を雇いたい
  • 客相手の商売ですから明るい人(そうでなくても明るく振る舞う気遣いができる人)、気がきく人、自分の仕事が済んだらショップの仕事を自分で見つけてどしどし自主的に仕事をやれる人。または他の人を手伝う。人に指示されるまで何もしないでぼんやり待っている人はショップではあまり尊敬されません。
  • 時間とお金にルーズでないこと。時間に厳しくできる、人との約束を守ることは社会人では当たり前ですけど、ショップで勤務する一時間、一時間がショップにとってはあなたに払うお金なのです。勤務時間をムダにしない気持ちを持つ。
  • 人の意見に謙虚に耳を傾けられること。研究熱心であること。ただトリミングの技術に研究熱心であるだけでなく、働くトリマーの立場で時間、お金、資材などで無駄を省き、効率的な仕事のやり方を工夫すること。ショップを利用してくださるお客様が繰り返し来てくれること、また新しいお客が一人でも多く増えること。つまりショップの繁栄に繋がる工夫を絶えず考えられること、それを行動に移すこと
  • 社会的常識やマナーを持つ人。特に、高卒大卒でもいいですけど、職場に出たら、同世代ではなく、年上の世代の人達と付き合って仕事しなければならないところがほとんどです。お客様もショップの上司でも年上が多いはずです。目上の人には敬語を使って丁寧な言葉で話せること、気持ちよく接することができること。今どきの若い世代の仲間同士で使う言葉は、目上の人に対しては使わない方がいいかもしれません。ぴっくりするかもしれません。
  • 夢のある人 雇う方も雇われる方もおばあさんになるまでとは期待していないはずです。でもある程度将来どうなりたいのか自分で考えている人。自分で将来ペットショップを始めたいとか言う必要ありませんけど、トリマーとして一人前になるために、こういうことを今自分としては課題にしているとか、努力目標にしているなどは、そういうものがある人は言ってもいいように思います。

 

こういう人が、求人募集するショップオーナーから見て、雇ってみたい気持ちにさせるトリマーさんと呼べるような気がします。「雇っていただけましたら、一生懸命頑張ります!! 」などということはだれでも言えることです。

前に働いていた職場ではみなさんが気持ちよく働けるように、仕事場がいつもちり一つ落ちてないように、率先して心がけていました。そのようなエピソードのひとつや二つ披露できた方がしっかりしたトリマーさんという印象を与えて、雇う方の受けがいいように思います。

 

今まで勤めた経験のない方は、この雑文を読んで、そんなことはだれからも聞いたことがないし、何もそこまで厳しいことを言わなくても・・・と思ったのではないでしょうか。

 「雇われやすいトリマー」とはどんなトリマーなのか、トリマー求人募集で求められているトリマーについて詳しく書いている人は少ないですから、かなりハードルが高いように思うかも知れませんが、社会人になって会社に勤めていたら、これらはペットショップ以外の職場でも常識です。

 これから社会に出て、働き始める若い方にこんなことを面と向かって話しても、「おせっかい」と思われて敬遠されるだけですから、トリミングスクールでもあえて生徒に話そうとするところはありません。

 でも、トリマーを志した時から、スクールで学んでいる間に、こういうことが自然にできるようになっておいた方が、どんなペットサロンや獣医院でもどこでも気分よく働けて、他の人ともうまくやってゆけて、あなたの夢がより楽に、早く叶うように思います。

 よく見かけるトリマー求人募集広告の「一人で最後まで仕上げられる方求む」ってどういうことか少し想像できるようになったと思います