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一日の仕事の内訳

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具体的に私の仕事の一日のサイクルがどうなっているかというと、一日実働8.5時間とすると、一頭に約30分かけてファンダメンタル・ワーク〈つめ切り、イヤ・クリーニング、ブラッシング、シャンプー)を行います。

 これはあくまでも平均時間で、大型犬ではもっと時間がかかりますし、毛玉のないテリアや短毛犬種などはより短い時間でできます。

トイ、ミニチュア・プードルを例にとると、ケンネル・クリップならば、背中はクリッパーをかけておきます。プードル・フィートにする場合で毛がぼさぼさにある場合は、手の甲にあたる部分だけクリッパーで毛並みにそってかけておきます。内目尻の目やになどもその部分だけクリップしておきます。四肢の毛が長い場合は、少しカットしてからブラッシングして、後はシャンプー後にまわします。

 全身ハサミで仕上げる場合は、シャンプー前にラフ・クリップするテクニックがあり、これでだいたいの毛の長さを揃えておきます。この技術がうまくできるようになると、最後のハサミで仕上げる時間がかなり違ってきます。

 毛玉ならば、まず最初にマット・スプレー〈毛玉をとるスプレー)をしてからイヤ・クリーニング、つめ切りをします。マット・スプレーができるだけ長く毛に作用するようにするのです。それからブラッシングしてシャンプーをします。シャンプーをした後はケージ・ドライ〈ケージに入れてドライヤーをあてる)です。部屋の温度を一定に保ち、犬が風邪をひかないようにしておきます。半分乾いた状態で、ドライヤーをはずし、いくらかは自然乾燥にまかせそのままにしておきます。

一頭のファンダメンタル・ワークに約30分かけると、7頭で3時間半かかります。一頭終わってから次の犬に進むのではなくて、実際は一頭ケージドライしながら、次の犬に取りかかっていますから、たえず2、3頭の犬を同時に平行して作業を進めていて、効率よく時間が使えます。

すべての犬のファンダメンタル・ワークが終わったら、私たちトリマー/グルーマーの昼食の時間です。だいたい30分とります。その後にフラッフィ・ドライをして仕上げにはいります。

仕上げに7頭で4.5時間かかりますから、一頭に平均40分かかります。その間に電話があったり、お客様の接待をしたり、犬が粗相をしたのを片付けたりしなければなりません。

お客様と電話で話すときは、できるだけ手短に、しかしどんなに忙しくても愛想を忘れないように注意します。

以上のようなことに気を使いながらトリミング/グルーミングすれば、かなりの時間を節約でき、予定通りに仕事が終わります。だいたい5時にはほとんどの犬が帰ります。中には、会社の勤め帰りに犬を迎えにくる方もいますが、6時までには私も家路につくことができます。

こうしたいろいろな工夫でなんら普通のOLと変わりない生活ができます。

私の場合は仕事が終わってから家族と過ごす他に、週二回テニスをする体力もありますし〈中年ですけど)、また習い事に通ったりしています。こうしたことで仕事のストレス解消ができるし、自分の世界が広がることと、こうした活動で他の人と会うことで、私の場合どれだけ犬のお客様を紹介していただいたか計りしまれせん。

 

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