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トリマーの仕事を続ける究極のこつ


というテーマを思いついたのですけど、それが何かと問われて私が答えるとしたら、長年この仕事を続ける究極のこつは、

「トリマーになったら、この仕事を辞めないことです。」
その前にあまり不満を述べなくてもよい -- 収入をつくれて、楽しい仕事にできた方がいいですね。

物理の法則で慣性の法則というのを昔習ったことあると思います。
例えば、リヤカーとか、普通の自動車でもいいですけど、静止してるものが動き出す時はとってもエネルギーがいるのです。でも、いったん動き出したら、そして動いている時は、同じ方向に動くのならばほんの小さな力でも楽にひっぱれる、動き続けられる。そういうことを言っているものだった気がします。

これはトリマーの仕事でも同じことが当てはまります。トリマーになったら、細々とでも仕事を続けた方が、特に頑張らなくても楽にやってゆける。仕事をいったん休止してブランクが長いと、また仕事に復帰するのがおっくうになります。一時ブランクがあって、また仕事に戻りたいと思っても、油断しているうちに長いブランクになって、戻ることが簡単でなくなってしまうのではないでしょうか。

意外とこういう単純な理由で、意欲はあっても、一時休暇のつもりが長い長い休暇になってしまうのかもしれません。

いろいろな事情でしばらく仕事を休みたいと思う時期はあります。結婚や出産、育児の初期などは、仕事よりもっと大事なことですから、一時休止が必要です。でも、長い期間仕事を休み、再び仕事に復帰することは、とてもエネルギーがいることです。

無理する必要はありませんれと゛、「仕事を休止してもできるだけ早く復帰する」----- 仕事を続けたいならこれは大切です。仕事などいつでも戻れると思う考えが曲者なのかもしれません。

カナダ人の働いている女性は一般的には、出産の場合ですけど、子供を預けられる時期になったら預けて、仕事にすぐに復帰する人が多い気がします。日本ではそうするのが簡単とはいえない事情も人によってはあるかもしれません。

またフルに仕事ができる時期がくるまで、仕事量を減らして、週一、二日のパートでもいいから続けられる道を考え出してほしいです。少しでもやり続けていたら、子供の手が離れるようになったら仕事を増やしたり、フルワークに戻るのは簡単に戻れます。

この仕事を続けてよかったと心から思えるのは長いことこの仕事を続けて、中年以降のような気がします。自分で好きで入ったこの仕事で生活できて、サービスを喜んでくださる方がたくさんいて、毎日やることがあるというのは、これだけでもラッキーなことに思えます。

私のカナダ人の生徒二人の話をしたいです。
二人ともまだ子供が幼なくて、毎日働くことできないです。でも週末二日は旦那様や近くに住むお母さんに子供の面倒をみてもらって、週末だけショップで働いている方がいます。二人ともレッスン終わったばかりで、手の感覚を失いたくないと思っているし、ゆくゆくは自宅で仕事することを考えているので、週二日でも希望をもって仕事してます。

一人は、三人のお子様がいて面倒をみながら、今まで主婦業をされていた方です。家で毎日子供達を相手にしているのは、育児のストレスでほんとにたいへんだったそうです。グルーミングのレッスン受けて、犬を相手にするようになって、おもしろいし、夢中になれるし、この仕事が自宅できるようになったら、私もっといいお母さんになれる気がすると話していました。

もう一人の方は子供が帰ってきたら家にいて迎えられるようになりたいというのが自宅でできるこの仕事をしたい理由のようでした。この方はこんなとこも言っていました。「母さんはね、お前達を育てるために、自分の好きなこともやりたいこともできなかった」と子供に言う親だけにはなりたくない、と思って急にこの仕事を志す気になったそうです。
これだけではないと思うのですけど、二人ともとてもささやかな願いを持っている人達です。カナダ人の女性はことさら変ったことを考えている人達ではありません。

この二人はたぶん、この仕事をしばらく続けてゆくと思うし、すぐに諦めるようなことはないだろうと思える理由。

○わんちゃんの仕事がどんなにおもしろいものか頭だけでなくレッスンを通して、自分の手で、体験で分ったこと。自分でも家族も驚くほどうまくなった。たくさんの犬を仕上げて、この仕事をやってゆける自信が持てるようになった。このキャリアに希望をもっている。

○一人でこっそり人知れず腕のいいトリマーを目指していたのではない。子供達とか、旦那様とか、子供の面倒みてくれた御両親を巻き込んでいるので、これでこの仕事を続けれなかったら、メンツが立たない。なんとしても成功しなければいけない事情ができた。これからも周囲の協力も期待できること。

○ささやかな夢だけど、こうなりたいと想いがある。キャリアトレーニングも就職も、今のところうまくいったので、明るい展望を持っている。これからもうまくいく予感がしている。自分の力を信じられるようになった。

○最終的には、時間も自由になり、主婦業と両立してやってゆく形にしたいと考えているので、思い通りに仕事がやれるし、よほどのことがなければ挫折する理由が見つからない。

○将来自分の仕事を始められる場所を持っているし、設備も整えつつあり、着々と準備ができている。全てはいい方向に向かって進んでいる。

この仕事を長年続けられることは、このキャリアをうまくやれた一つの証(あかし)と言っていいと思います。でも、長く続けることが特に立派なことではありません。ささやかな願いでもどうにかしたいと思い続けられる人、この仕事をやることに少しでも意味があると思える人、この仕事をいろんな願いがかなう手段として考えている人、・ ・ ・ ・ ・ ・ どんなささやかな願いを持っているとしても「自分はなぜこの仕事をしたいのか、なぜこの仕事を続けたいのか」はっきり分かっている人こういう人がこの仕事を辞めないで続けられるのかもしれません。

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